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表現との出会い

今まで人にあまり話したことがなかったことなので、少し気恥ずかしいのですが、、最もインスパイアされたアーティストについて。
今でこそ、デザインやアートなどいわゆるクリエイティブな世界に触れる立場にいますが、高校くらいまで凄く頭の硬い奴で、例えば美術の時間に人物を真っ赤に描く人間がいたとしてもさっぱり理解できなかったし、いわゆる写実的なものしか認めたがらないような性格でした。
ところが人は変わるものです。大学へ入学し、池袋にある本屋で手に取った本で、一気に見えている世界が変わってしまいました。
「KING FOR A DECADE」というジャン=ミシェル・バスキアのアートブックです。
彼の作品やバックボーンについてまるで知らなかったけども、その作品を見てただ理屈抜きに「かっこいい!(を通り越したものだったと思います)」と感じてしまった。とにかくかっこよすぎて、世界堂へ行って画材を集め、見よう見まねで油絵を描いたり、大学の美術部へ入ったり、美術館へ足を運んだり。すっかり「アート人間」になってしまいました。
そこから、理工学部にいたものの徐々に徐々に道が外れて今に至るわけで、一冊の本が人の人生を変えることもあるんだなぁと、少し他人事のように思い出しながら、でも恥じらいも含め綴ってみました。
「上手いもの」より「いいもの」。

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