ブランディングの仕事をしていて、例えばA社のコーポレートカラーをグリーンにしようと検討します。すると不思議なことに、世の中にはやたらとグリーンのロゴがあることに急に気がつき始めます。ロゴだけでなく、看板や服など、様々なグリーンが飛び込んでくる状態になり、なんでだろうと以前から不思議に思っていました。

で、調べてみてわかったのが「カラーバス効果」です。
「カラーバス効果」とは心理学用語の一つで、ある色を意識していると、身の回りにあるその色が際立って見えてくる現象です。因みに「カラーバス」は「色を浴びる」の意味です。

実はこれ、色に限ったことではなく、日頃の生活や仕事でも日常的に起きていることです。私で言えば、20代の前半、デザイナーを志していた頃、30歳までの青写真を箇条書きにして貼っておきました。
あんな仕事をしたい。こんなものを作って、海外の展示会に出品したい。あんな会社で働いてみたい。
当時の自分からしたらとても手の届かない、正に「妄想」でしたが、不思議なことに全て叶ってしまいました。
これを今カラーバス効果として考えてみると、すごく納得がいきます。日々の生活の中で、目標に近づくように、小さな決断を無意識に繰り返し、カラーバス効果を高めていったと言えそうです。

人によってはこれを「引き寄せの法則」と表現すると思いますが、私的には同じ「意識と無意識の働き」だと思っています。いずれにせよ、この観点を持ちながらブランドづくり、ブランド認知をしていくことはとても重要なことだと考えています。