2020年1月27日、キャリコゼミナール『人生の可能性を劇的に拡げる「デザイン」を学ぼう!』を開催いたしました。

2018年に経済産業省・特許庁が共同で「デザイン経営」宣言というレポートを公開しました。G7で日本は生産性47年連続最下位という現実がある中で、どうやって生産性を向上し経済を上向かせるか、その鍵が「デザイン」にある、そんな内容になっています。ただ一方で、デザインが大切なのはわかったけど、具体的にどうすればいいのかわかりずらく、アクションを推進するには課題を孕んでもいます。その大きな理由が「デザインがなんだかわからない問題」です。今まで多くの「デザインとは?」のアンケートを取ってきて、今回も学生さんに答えてもらいましたが、見事に答えはバラバラ。

↓こんな感じ

 

業界的にもデザインの定義不在の状況は私がデザインを始めた頃からずっと続いていて、生産性を向上させるべきデザイン自体の生産性が上がっていない状態になっています。ただ、逆にそこさえ解決できれば大きなブレークスルーにつながる、そんな可能性をデザインは持っています。

今回のゼミでは、私自身が掴んだ「デザインとは?」のアンサーと、G-CID®(ジーシッド)というデザイン思考モデルを用いて、デザインを理解し、使えるものになるよう講義とワークをしました。

その中で嬉しいサプライズが起こりました。「ダイニングテーブルに積もるティッシュの山問題」を解決するゴミ箱付きイスのプロトタイピングをしたところ、一人の学生さんが素晴らしい改善アイデアを提案してくれたました。美術やデザインとは全く関係の無い学生さんが、プロと遜色の無いレベルでアイデアを出した、その事実・経験がその場全体のデザインリテラシーを引き上げるものとなりました。

後半には「全ての人がデザイナー」である、そのことを掴んでもらう為に、自身の〇〇デザイナーの肩書きを発明し、名刺を作り、名刺交換をするというワークショップを行いました。

以下は今回のワークショップで生まれたデザイナー達。

たし算デザイナー/ベーカリーデザイナー/ぼっちデザイナー/カフェ探しデザイナー/あいさつデザイナー/ひらがなデザイナー/パンク修理デザイナー/習慣デザイナー/サッカーオフェンス戦略デザイナー/おしゃべりで相手を笑顔にするデザイナー/おみそ汁デザイナー/コレクションデザイナー/マンガデザイナー/男のロマンPCデザイナー/ハンバーグデザイナー/ウォッチバンドデザイナー/100回使える皿デザイナー

どれを取ってもオリジナルで、その人らしさが十二分に表現されているし、そのままビジネスになるのでは?というものがいくつもあります。

このことを通じて伝えたいことは、全ての人は今既に可能性に溢れているってこと。それが「デザイン」を掴み、「〇〇デザイナー」になることで自分ごととして理解ができ、個人のみならず企業、社会の価値向上へと繋がります。

今後はさらにデザインの理解普及と多くのデザイナーを増やすべくこういった機会を増やして行きますので、ご興味のある方はぜひお声がけください。

↓「ダイニングテーブルに積もるティッシュの山問題」を解決するゴミ箱付きのイスのプロトタイピング。すばらしい改善アイデアが飛び出した。

 

↓盛り上がるデザイナーズ名刺交換会