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デザインの正体。「見た目」ではなく「機能」で考える、グティ流ブランディング論。

グティ代表、関口です。

突然ですが、みなさんは「デザイン」という言葉にどんなイメージを持っていますか? 「かっこいい見た目」「センスが必要なもの」「アーティストの仕事」……。

多くの方がそう答えるのではないでしょうか。 実際、これまで何度も同様のアンケートをとってきましたが、答えは見事にバラバラです(本当に)。

ただ、一つだけ言える確かなことがあります。 それは、デザインへの認識が曖昧なままでは、その力を十分に発揮できないということです。

今日は、私が16年かけてたどり着いた「デザインの定義」についてお話しします。 これを理解すると、世界の見え方が少し変わるかもしれません。

結論から言います。 私の中でのデザインの定義は、いたってシンプルです。

デザインとは、「アイデアをかたちにすること」である。

これだけです。 「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、これこそが最も本質的な解釈だと確信しています。

例えば、目の前にあるコーヒーカップを見てみましょう。

  • 熱くても持てるように取っ手をつける「アイデア」

  • コーヒーがこぼれない深さにする「アイデア」

  • 口当たりが良いように縁の角をとる「アイデア」

つまり、カップは「アイデアの塊」なんです。 そう考えると、身の回りにあるすべての物は、様々なアイデアが「かたち」になったもの、つまりデザインされたものだと言えます。

「良いデザイン」とは何か?

では、かたちにすれば何でも「良いデザイン」なのでしょうか? 答えはNoです。

ここで重要になるのが「機能(Work)」という視点です。

例えば、熊本県の「くまモン」。彼はただの可愛いキャラクターではありません。 7年間で6600億円もの売上を叩き出した、超優秀な営業マンです。 人々の関心を集め、経済を動かすという目的のために、しっかりと「働いて(Workして)」いる。 だからこそ、優れたデザインと言えるのです。

「目的に対して機能するように、アイデアをかたちにすること」。 これが、デザインの正体であり、評価の基準になります。

デザインを、すべての人の手に。

なぜ、こんな話をするのか。 それは、デザインを一部の専門家だけのものにしておくのは勿体無いからです。

「センスがないから」と諦める必要はありません。 アイデアを出し、それを目的に合わせてかたちにする。そのプロセス自体がデザインなのですから。

私たちの仕事(ブランディングやロゴ制作)も、突き詰めればこの繰り返しです。 クライアントの想い(アイデア)を、社会に機能する「かたち」にする。

この視点を持つだけで、日々の景色が「アイデアの宝庫」に見えてきませんか? ぜひ、今日から身の回りのモノを「これってどんなアイデアが形になったんだろう?」という目で眺めてみてください。


今回お話ししたのは、私が16年かけて辿り着いた「デザイン論」のエッセンスです。 なぜこの定義に至ったのか、その経緯や、これをどうビジネスや経営の現場で活かすのか(デザイン思考)については、noteでより詳しく書いています。

もし興味を持っていただけたら、ぜひオリジナルの記事も読んでみてください。

▼ デザイン思考「G-CID®」の教科書|関口稔 https://note.com/guty/n/n80f2a6534462

それでは、また。


関口 稔(Minoru Sekiguchi) 株式会社グティ 代表 / ブランディング・ディレクター 「デザイン思考」をベースに、企業のブランド構築を手掛ける。

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