人生は思い出づくり
最近記憶力が確実に怪しい。。
30歳なりたてのタイミングで一度「あ、記憶力落ちてる」と自覚した時はあったものの、最近人と話していて「え、思い出せない」はもちろん、写真を見ても「え、こんなとこ行ったっけ」などちょっとやばいなと。
アインシュタインだって自分の研究を他人の研究だとよく思ってたらしいし、と自分を慰めてみたりもするけど。
じゃあどんなことを覚えているかというと「思いもよらないこと」つまり「予定調和じゃない体験」なんですよね。
20代の頃ベトナムでギャングに襲われたこととか(2日連続)、日韓W杯の時思いつきでパブリックビューイングやったら会場溢れて大変なことになったとか超覚えてます。
あらかじめゴールが想定できることって、意外と記憶に残らないってことですね。
そんなわけで、今までだったらめんどくさくてやらなかったことを「思い出づくり」としてやってみたり、失敗したことなんかも「これも良い思い出だ」と切り替えるきっかけにもなってるし、なかなか良いです。
そういえば最近知った小野裕史さんの「ノータイムポチリ」は言い得て妙、想定できない体験を自発的に発生させる仕掛けであり、自身の可能性を拡げるコンセプトなんだと思いました。
で、ここまで書いてて気がついたのが、記憶力の低下ってもしかしたらインターネットの影響?と疑ってみたり。そんな記事を以前読んだこともあるし。
情報の多さなのか過激さゆえなのかわからないけども、これからますます高度に情報化された環境に囲まれていく中で、「思い出に残る体験」は逆説的にニーズを増すのだなと、理屈では理解できますね。ふむふむ。